今日の備忘録

とりあえず、この前コメントありがとうございますのサトぽん先生、の最近のエントリーから
http://satophone.wpblog.jp/?p=6121
いや、サトぽん先生気付いてるか知らんけど、これじゃ、狭義の国家の関与、いわゆる「強制連行」じゃないですか。これ、みんな探してた、斡旋なり募集の行政の狭義の関与ですよ、内地からだけど。楼なり唱妓は取締主管はたしか警察あたりなんだから、対等でないし、自由意思を保証できないのは否めない。今日びのhuman trafic論で言えば、行為(斡旋、募集)、手段(移送)、目的(奴隷的性的労働)全部日本の行政が直接絡むアウトな事例でしょう、今時のhuman trafic論で言えば契約の合意があっても、暴力なり虐待があったり、それから逃げられなかったらダメだからね。当時の法で法令遵守OKでも道義的問題は発生するだろうと。それが内地からの娼きさんの慰安婦募集にあったのです、ということです。
で、それを廃娼運動が側面支援して共犯するというのがよくわからない。たちの悪い冗談みたいなのだが、今年出た興味のあった林葉子さんの「性を管理する帝国」の目次を見に行くと終章が「帝国の軍隊に取り込まれた公娼制と廃娼運動」とあるのでさもありなん、なのか。
あと、戦地の慰安婦係へ内地の警察から慰安婦向け娼き受け取りに内地から感謝状があったというのは、内地での性産業への当局の取締に公衆衛生だけでない何らかの優先理念の組み替えがあったのではという懸念を抱かざるを得ない。かつ、その変更に、廃娼運動の関与があったこと、またかつ、それが慰安所政策の推移の一つの動因かもしれないこと、気になるのはそんなこと。

いつかブログに参考にしたいurl
https://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/bitstream/10086/22970/2/jinbun00006b1800.pdf
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/oz/646/646-03.pdf
そして
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/13274.html
おそらく、終いには?
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/60545/1/15_005_ishikawa.pdf